01. カーテンの種類
02. 遮光カーテンについて
遮光等級とは
遮光カーテンを選ぶ際には、「遮光等級」が目安になります。
「遮光等級」は、業界団体の日本インテリアファブリックス協会が設けた基準で、
1級から3級までの3つのランクに分類されています。
【1級】 遮光率99.99%以上。人の顔の表情が識別できないレベル。
【2級】 遮光率99.80%以上。人の顔あるいは表情がわかるレベル。
【3級】 遮光率99.40%以上。人の表情がわかるが事務作業には暗いレベル。
遮光カーテンが効果的な場所
以下のような場所では2級以上の遮光カーテンの使用をおすすめします。
- 朝日が入る寝室
- 夜勤のある方の寝室
- 赤ちゃんの部屋
- 深夜でも明るい外灯が近くにある寝室
朝になって、室内も少し明るくなった方が良い、という方は2級がおすすめ。
暗い中で朝まで眠りたい方には1級がおすすめです。
遮光カーテンを選ぶ際の注意点
同じデザインでも、色によって遮光等級が異なることがあります。濃い色の方が遮光率が高くなります。
03. カーテンの生地
アクリル
ドレープカーテンで最も多く使われる素材。
色柄が豊富。縮みにくく、色落ちしにくい。
ポリエステル
レースカーテンに多く使われる素材。
丈夫である反面、帯電しやすく、汚れやすい。
気をつけたい生地
麻 … 洗濯すると収縮しやすいため、カーテンに使用する際は要注意。
04. カーテンの機能
カーテンを購入する際に、以下のような機能を有しているか、製品表示を見るとわかります。
UV(紫外線)カット
レースのカーテンの多くには、UVカット率が表示されています。カット率が高いほど、外の様子が見えにくくなる傾向にあります。室内にいる人の日焼けを防ぐだけでなく、床や家具などの日焼け防止にもなります。
防炎
火事などで、火が着いたり焦げたりしても、延焼しない(燃え広がりにくい)カーテン。
消防法の定める防炎性能の基準に合格したものは、防炎性を保証したラベルが交付されます。
ウォッシャブル
家庭用の洗濯機で丸洗いできること。収縮、色あせ、色落ちしにくいカーテンです。
形状記憶
形状記憶加工されているカーテンは、いつでも美しいドレープ(カーテンのウェーブ)が現れます。
形状記憶でないカーテンとの見た目の違いは大きいです。
その他
上記の他に、防音・遮熱など、様々な機能を持ったカーテンがあります。
必要に応じて使いましょう。
05. カーテンのサイズと測り方
カーテンのサイズは、窓の大きさやカーテンレールの長さなどによって決まります。既製のカーテンを購入したり、オーダーメイドのカーテンを製作してもらう場合、あらかじめ寸法を決めておくと良いでしょう。
カーテンを取り付ける場所の寸法の測り方
まずは以下の図を参考に、カーテンレールの幅と、ランナーの穴(カーテンのフックを引掛ける可動部分)から、床までの垂直距離を測ります。
カーテンの幅の決め方
上記で測ったカーテンレールの幅がカーテンの幅になります。少し大きめ(3~5%増)でも良いですが、大きすぎるカーテンは、ドレープがきれいに出ません。
ドレープカーテンの丈の決め方 掃き出し窓の場合
上記で測ったランナーの穴から床までの垂直距離から、1~2cmを差し引いた寸法をカーテンの長さにします。
短すぎたり、長すぎたりすると、見た目に良くないだけでなく、ホコリが溜まったり、すきま風が入る原因になります。床ぎりぎりの長さにすると保温性が良くなります。
ドレープカーテンの丈の決め方 腰窓の場合
カーテンレールのランナーの穴(カーテンのフックを引掛ける可動部分)から、窓枠の下までの長さを測り、15cm程度を加えた寸法にします。
レースカーテンの場合
ドレープカーテンと二重吊りにする場合のレースカーテンの丈は、ドレープカーテンよりも1~2cm程度短くします。