照明の知識と選び方
照明選びのために必要な、用語の意味や知識を掲載しました。
01. 照明の種類
02. 照明に関する用語
- 照度
- 光源によって照らされる面の明るさ。単位は「lx」(ルクス)。
- 輝度
- ある方向から見たときの光源の明るさ。
- 演色性
- 照明光が物の色の見え方に与える影響。
「演色性が良い」とは一般に、太陽光で見たときとの色の見え方の差が少ないことを表します。 - グレア
- まぶしさの度合い。
- 調光
- 必要に応じて、照度を調節すること。
「連続調光」は、0~100%まで自由に明るさを選択できること。 - 全般照明(方式)
- 部屋全体を平均的に照明する方式。
- 局部照明(方式)
- 作業面などを局部的に照明する方式。
- タスク・アンビエント照明(方式)
- 作業面の局部照明と、周辺への照度の低い照明を併用する方式。
03. ランプ(光源)の種類と特徴
ランプの種類 | 長所 | 短所 | |
白熱灯一般照明用ランプ、ボールランプ、レフランプ etc. |
演色性がよい。 |
寿命が短い。 |
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蛍光灯直管形、環形、電球形 etc. |
色(昼光色・昼白色・白色)、形状の種類が豊富。 |
点灯に時間がかかる。 |
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ハロゲンランプミラー付きとミラーなしがある。 |
演色性がよい。 |
高温になる。 |
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LED電球LED(発光ダイオード)を使用。 |
寿命が極めて長い。 |
光が拡散しにくいため、部屋の隅などが暗くなる。 |
04. 照明の選び方・考え方
照明を選ぶ際に、まず考えておきたいことは、
- 空間全体でコーディネートすることが重要。
- 自然光を取り入れる工夫をする。
- 必要以上に明るくしないようにする。
シーリングライトなどの全般照明と、フロアスタンドなどの局部照明を使い分け、空間を演出するとともに、必要な明るさを得ることを考えましょう。
それぞれの部屋の照明については、今後、部屋別に書いていく予定です。
05. 照明の取り付けについて
「引掛シーリング」 とは
シーリングライトやペンダントライトなどの天井用の照明を取り付ける場合、天井にあらかじめ下の写真のような「引掛シーリング」や「引掛ローゼット」などが取り付けられていると、簡単に照明を取り付けることができます。
引掛シーリングがついていない場合や、照明器具が対応していない場合は、電気工事が必要になります。また、取り付け方法の詳細は、商品の説明書などでご確認ください。