アイリーン・グレイ
アイリーン・グレイ(Eileen Gray)のプロフィールとデザインについて詳しく紹介。
イギリス (アイルランド)
1878年8月9日 ~ 1976年10月31日
建築、家具
アイルランドの裕福な芸術家の家庭の娘として生まれたアイリーン・グレイは、
1901年、ロンドンのスレード美術学校に入学。20代で、生涯過ごすことになるパリに移住する。
日本人・菅原精造のもとで漆工芸を学ぶ。
インテリアデザイナーの先駆けとなる
やがてインテリアデザインを手掛けるようになる。
アイリーン・グレイが家具のデザインだけでなく、照明、カーペット、壁掛けなど部屋全体をコーディネートし、
一人で空間をトータルにコーディネートしたのはインテリアデザイナーの先駆けだったといえる。
1926年から建築に携わるようになり、1929年、南仏カップ・マルタンに住宅「E.1027」が完成。
ル・コルビジェとは1920年代に出会い、影響を受けた。
住宅「E.1027」に、ル・コルビジェがフレスコ画を描き、アイリーン・グレイを怒らせるという事件が発生!
アイリーン・グレイ自身もル・コルビジェに影響を与えていた。
家は何よりもまず、人の住むところでなくてはならない。
建築の内部空間は、ファサードの付随物ではなく、建物と調和し、住む人の快適さを重視した「合理的で生きたもの」でなくてはならないとアイリーン・グレイは考えていた。
アイリーン・グレイのプロダクツには機能美があふれている。