山田耕民
山田耕民(やまだこうみん)のプロフィールとデザインについて詳しく紹介。
日本(東京都)
1947年1月24日 ~
食器、調理器具、雑貨
プレス加工業の3男として生まれた山田耕民は、サレジオ学園(育英高専)工業意匠科でデザインを学んだ後、バウハウスで学位を修めたベルギー人の神父ヘンドリックに師事する。1968年、ヘンドリックの紹介により、千葉大学で意匠科助手に就く。
1985年、ZACデザイン事務所を設立。
1992年のオランダ・コックギルド(料理人同業者組合)賞、2001年のグッドデザイン賞、2001年のデザインプラス賞など、数々の賞を受賞し、高く評価されている。
自然に存在すること
山田耕民のデザインへのこだわりとは、第一に「自然感」。
使い勝手や機能性が、その物の中で自然に見えるように考えてデザインする。
そして、「不協和音にならない」ということ。
その物が置かれる場所や、周囲の道具との合性も大切にしている。
家庭用品は、使っていないとき、ただ置かれているだけでも、美しくあり、邪魔にならないものでなければならない。そこに自然にあり、自然に使え、大きさや形になんの不都合もない。そういう、あたりまえのことが、山田耕民のプロダクツに込められている。