イサム・ノグチ
イサム・ノグチ(Isamu Noguchi)のプロフィールとデザインについて詳しく紹介。
アメリカ カリフォルニア州
1904年11月17日 ~ 1988年12月30日
彫刻、ランドスケープ、家具、照明
英文学者で詩人の野口米次郎と、アメリカ人の作家レオニー・ギルモアとの間に生まれる。2歳のときに母と来日。日本で育ち、13歳で再び渡米し、アメリカの学校に通う。
高校卒業後に師事した彫刻家から向いていないと言われたことから、医学の道を志す。やがて野口英世と出会い、野口英世はイサム・ノグチに、父のような芸術家になるよう諭した。
ニューヨークの美術学校で彫刻を学んだ後、パリに行き、彫刻家ブランクーシの助手をつとめる。24歳でニューヨークに戻り、肖像彫刻、舞台美術をへて環境彫刻やランドスケープ・デザインにまで幅広い活動を開始する。
戦後は日本でも北大路魯山人のもとで陶器の彫刻を制作したり、照明「あかり」のデザインなどを行った他、世界各地で、彫刻、モニュメン ト、ランドスケープデザインを続けた。
1985年、ニューヨークにイサム・ノグチ・ガーデン・ミュージアムを開館。
2005年、北海道札幌市にモエレ沼公園が完成。
イサム・ノグチにとって、彫刻や照明、テーブルなどに関わらず、すべての造形は単なる芸術ではなく、機能や意味を持つものとして、同じように捉えていた。