グリーンゲートとは？

「グリーンゲート」は、H&Mでデザイナーを務めていた北欧デンマークのモナ・クリステンセンが、パリのオークションで19世紀後半のテキスタイルパターンブックを競り落としたことをきっかけに生まれた、ファブリックやテーブルウェアのブランドです。

グリーンゲートの最大の魅力は、柄のどれもが素敵であることでしょう。グリーンゲートの柄は、大きく2つに分かれます。1つは、乙女心をくすぐるキュートな小花、アンティークのようなシックで大人っぽい花、季節を感じさせる花など、多様に描かれる花柄。もう1つは、ドット、ギンガムチェック、ストライプなどのシンプルだけど愛される定番柄。

これらの柄の組み合わせによって、グリーンゲートならではの、時には華やかで美しく、時にはカジュアルで楽しい、統一感のある空間が広がります。

グリーンゲートで簡単コーディネート

グリーンゲートの魅力は、柄だけではありません。コーディネートのしやすさも大きな魅力です。実は、コーディネートしやすいように「仕掛け」が施されているのです。

仕掛けとは、色づかい。白、明るめの赤、空のような水色、若葉のような黄緑色の4色がベースになって、柄がデザインされています。年に2回、グリーンゲートのコレクションは入れ替わりますが、この基本の4色は変わることがありません。

（写真 左から 白・赤・水色・黄緑）

部屋の中にある様々なアイテムに共通の色を取り入れるのは、インテリアコーディネートの基本です。また、色の数を増やしすぎないことも、すっきり見せるためには大切なことです。

グリーンゲートの色づかいの仕掛けは、このコーディネートの基本ルールそのもの。だから、誰でも簡単にコーディネートできます。ギンガムチェックに花柄というような、柄もの同士のコーディネートでも、共通の色を介せば、すっきり美しく見せることができるのです。

　

（写真 左上）同じ赤・白が使われている、ドット柄のナプキンと花柄のボウルは、柄もの同士でも相性ぴったりです。（写真 右上）ボウルに描かれた花の中には、基本色の水色や黄緑色も使われているので、それらの色のファブリックや食器と合わせても素敵。

また、基本の色が変わらないため、後から買い足しても違和感がなく、コレクションを楽しむことができるというメリットもあります。気に入ったものを少しずつ、買い揃えることができるのはうれしいですね。

グリーンゲート2010AWコレクション

グリーンゲートの2010年秋冬コレクションの一部を紹介します。今シーズンは基本の4色に加えて、プラム色やベージュを使用しています。秋冬のインテリアに取り入れたい、落ち着いた大人の雰囲気になっています。

　

グリーンゲートを使ってみました。

今回、この特集記事を書くにあたり、グリーンゲートの商品「フレンチボウル」と「ブレッドバスケットナプキン」を実際に使ってみました。（上の使用例写真に登場しています。）

まず手に取って「かわいい！！」の一言です。ボウルは、食卓で果物を入れて置いておくだけでも素敵。ナプキンもちょっと収納の目隠しとして掛けておくだけで素敵。それは、柄が可愛いだけではなく、ディテールにキュンとするからだと気付きました。ボウルの赤い縁取り、ナプキンのレース、ブランドロゴの刺繍が入ったタグ、…こういう細かい所に、こだわりを感じられます。

グリーンゲートの食器は、どれも形はシンプルだから、使いやすいし、使い回しが効きます。一見、来客用に揃えたくなりますが、丈夫でしっかりしているので、日常の食卓で活躍すると思います。

ファブリックも生地がしっかりしています。ナプキンなどの小さめのファブリックは、グリーンゲート入門におすすめです。ファブリックでお部屋の雰囲気は大きく変わります。時々、柄を替えれば、楽しいですよ。

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2010/10/11