BRUNOコンパクトホットプレート

人気の調理家電『BRUNOコンパクトホットプレート』の使い勝手を、インテリアコーディネーター的視点と、夫婦+幼児1人の3人家族の主婦の視点から、レポートします。

我が家は狭いうえ、料理の腕は素人。だからこそ、そんな我が家でも、そんな主婦でも、使いこなせるのか…と疑問を持ちながら、使ってみました。

BRUNOコンパクトホットプレートとは?

今回、紹介するのは、BRUNOコンパクトホットプレート という商品。簡単に説明すると、名称どおり「コンパクト」な「ホットプレート」です。温度調節レバーを左右にスライドして、65℃の保温から250℃まで調節できます。機能はシンプルで、特に目新しいものはありませんが、これで十分でしょう。

 

外観はまるでホーローのようで、角は丸みを帯びて、可愛らしさと温もりを感じられるデザインです。そして、ディテールが大切。フタの取っ手と温度調節レバーが落ち着いたゴールド色で、素敵なアクセントになっています。使う頻度が高ければ、食卓に出しっぱなしにするのもアリなデザインです。

ホットプレート本体、平面プレート、たこ焼きプレート、フタ、木べら、電源コードがオシャレな外箱に入っています。箱はのちほど紹介します。

上記が基本のセットですが、鍋、グリルプレートなどのオプションも発売されています。プレートが傷つくなどした場合には、買い替えも可能です。また、カラーバリエーションも豊富で、期間限定カラーも含めて、数種類から選ぶことができます。

サイズ感が素晴らしい!

ホットプレートにA4クリアファイルを載せてみると、下の写真のような感じ。この大きさと、円形でも正方形でもなく、長方形であることがテーブルの上で使い勝手が良いのです。

我が家のテーブルは75cm×75cm(28cmずつ左右に伸長可能)の2人向けサイズで小さめです。(一般に4人以上で使用するダイニングテーブルの奥行きは80~85cmが多い。)

BRUNOコンパクトホットプレートは奥行23.5cmなので、直径24cmの大きめのお皿も無理なく置くことができました。

この大きさなら、狭い我が家でも邪魔にならない! 気軽に使えますね!

さらに「コンパクト」のメリットとしては、使用後に洗いやすく、キッチンの調理スペース(シンクとガスコンロの間)に置いて使うこともできる点です。

収納しやすい

箱は引き出しになっています。電気製品が入っていると思えない、オシャレなデザインです。

ホットプレートは一般的に立てて収納することができず、平らに置かなければなりませんが、そうすると他のものと重ねて置くことになり、使用時に取りづらく、使うのが億劫になってしまう可能性が…。

これは引き出しだから、ホットプレートも出し入れしやすく、箱の上に物を載せることもできるのです。収納しづらい形状の家電にとって、ここまで考えられているのはありがたいです。

 箱のサイズ:幅27.6cm×高さ18cm×奥行41cm

別売の鍋やプレートも、同じ幅・奥行のオシャレな箱に入っていて重ねて収納できます。

平面プレートを使ってみた (1)餃子

まずは、普段からよく食べている生協の冷凍餃子を平面プレートで焼いてみました。

正直に書きます。失敗しました。餃子が焦げました。…が、これは完全に私のミスです。説明書に書いてある以上の余熱をしてしまったのです。ちょっと侮っていました。火力の感覚がつかめていなかったのも失敗の要因です。でも、これでハイパワーが証明されました。ガスコンロの火力に劣りません。また、焦げた部分がこびりつくこともありませんでした。

後日、再び生協の餃子が届いたので焼いてみました。ちょうど良い焼き色がついて、おいしくできあがりました。

平面プレートは、3人前・20個の餃子を焼くのに、ちょうどよい大きさでした。これまでは直径26cmのフライパンで焼いていましたが、20個入れるとギュウギュウ詰め状態。直径26cmのフライパンよりも若干、面積が広いようです。

油が飛ぶのが嫌でキッチンで調理しましたが、ホットプレートのまま食卓に出せるので、お皿に移さなくてもOKですね。洗いものも減ります。

平面プレートを使ってみた (2)パンケーキ

ホットケーキミックスを使ったパンケーキを焼いてみました。

最初の1枚は慎重に、温度を調整しながら焼きました。温度が安定しているので、2回目以降は温度を調整する必要なく、やや「MED」寄りの「LOW」に設定したままで、きれいに焼くことができました。

ガスコンロ+フライパンで焼くと、温度が高すぎたり低すぎたりして、よく失敗しますが…、このホットプレートは本当に簡単です。

直径12cm程度のパンケーキを2枚同時に焼きましたが、もう少し大きめでも大丈夫そうです。フライパンなら2つ用意しなければならないところ、1枚のプレートで焼けるのは、長方形だからこそ。直径8cm×6枚にしても良さそうです。

 

こどものおやつ作りにも最適です。食卓で一緒に作りながら食べるのもいいですね。

平面プレートを使ってみた (3)パエリア

鶏肉とシーフードのパエリアを作りました。お米1合分です。

切った具材とお米を炒めたら、スープを加えて15分炊いて、10分間蒸らし、最後に強火で水分を飛ばすだけ、という簡単調理。炊き始めたら、ほぼ放置です。

途中でフタをする際に中身が見えない不安はありましたが、蒸気の出方を見ながら温度を調節したところ、お米の芯も残らず、全体が均一でバラつきなく、でき上がりました。底にはきちんと「おこげ」もできました。(右下の写真の左の方。)

 

これがとってもおいしくて、家族に大好評でした! フライパンで作った時よりも確実においしい! まだ上手にスプーンを使えない子どももガツガツと、あっという間に食べました。これは我が家の定番メニューになりそうです。

今回は簡単に作ることを第一に考え、冷凍のシーフードミックスや市販のパエリア用の調味料を使用しましたが、具材とトッピング次第で、もっと豪華に見せることもできそうです。

このホットプレートだと、お米1.5合分くらいが適量のようです。3人分ですね。

たこ焼きプレートを使ってみた (1)たこ焼き

まず、たこ焼きを作ってみました!

たこ焼きプレートは、こんな感じです。穴の大きさは直径約4.3cm。縁の立ち上がりが約8mmあります。同時に24個焼けるので、2~3人なら2回焼けばお腹いっぱいでしょう。

作ったのは、ごく一般的なたこ焼きです。生地は穴よりも多めに入れます。穴と穴の間に溝が入っていて、竹串できれいに素早く生地を切ることができました。この溝は便利です。

 

フッ素樹脂コートが施されているおかげで、竹串でいとも簡単にクルッと回すことができました。素人にとって、この回す作業が一番難しいですよね…。でも簡単です。ちゃんと丸いたこ焼きができました。

角の4か所は火力が少し弱いようで、時間がかかりました。

家で、みんなでたこ焼き作るのはやっぱり楽しいですね。それに、焼きたてがふんわりおいしい!

たこ焼きプレートを使ってみた (2)バナナパン

次に、おやつ作りに挑戦しました。ホットケーキミックスに卵を入れる代わりに、ペースト状にしたバナナを入れて、たこ焼きプレートで焼くだけの「バナナパン」です。

生地が膨らむので、注ぐのは7分目くらいでOK。たこ焼きほど生地がゆるくないので、回すのも簡単でした。

あっという間に、まんまるで可愛く、ほんのり甘い、おやつのできあがり!

これはお腹の減り具合に合わせて少しずつ食べられるし、冷凍保存できるので、子どもだけでなく大人のおやつにも重宝しそうです。中の具をジャムやあんこ、チーズなど、いろいろ変えて作ってみたいです。

作るのも本当に簡単でしたが、プレートがコンパクトなので、後片付けも楽でした。

感想

BRUNOコンパクトホットプレートは、他のフライパンやガスコンロなどと同様に、少しの「慣れ」やクセをつかむことは必要ですが、慣れればとても使い勝手の良いモノだと実感しました。料理の幅を広げることもできそうです。

「コンパクト」であることについては、小さくて使いづらいのではないかという懸念がありましたが、実際は2~3人分を作るのに小さすぎると感じることはありませんでした。

デザインの美しさがお料理を引き立ててくれることも間違いありません。デザインも一つの機能です。調理して、そのまま食卓に出せて、見た目も損なわない、というのはとても良いです。

また、我が家には幼児がいますが、調理を間近で見ることができるし、お手伝いもしてもらいやすいので、いい経験をさせられるのではないかと思いました。我が子がもう少し大きくなったら、まずは一緒にパンケーキを焼くことを楽しみにしています。

デメリットを挙げるなら、「コンパクト」であるだけに、来客時に使おうとすると、メニューによっては小さすぎることぐらいです。(4~5人向けの BRUNOホットプレート グランデ もあります。)

食事は毎日のこと。いつもはキッチンで一人寂しく作業をしていますが、このホットプレートがあれば家族と楽しいひと時を過ごせそうです。

2017/1/9

Page Top 特集 Top