福祉住環境コーディネーターとは
「福祉住環境コーディネーター」は、
高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーです。
医療・福祉・建築について体系的で幅広い知識を身につけ、
各種の専門職と連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示します。
また福祉用具や諸施策情報などについてもアドバイスします。
建築やインテリアに詳しくても、医療・福祉につながる知識は少ない、という方は多く、
将来の住環境について考えておく必要があります。
資格の業界認知度と試験の難易度
「福祉住環境コーディネーター」は、比較的新しい資格ですが、
業界の関心は高く、この試験で問われる知識が業界でも求められています。
業界認知度 | ★★★★☆ | 業界では知られた、使える資格 | |
難易度 | 1級 | ★★★★★ | 難しい |
2級 | ★★★★☆ | やや難しい | |
3級 | ★★★☆☆ | 中程度 |
ある程度の知識レベルを証明するためには、2級以上の取得をおすすめします。
福祉住環境コーディネーター検定試験の概要
受験資格と試験のスケジュール
受験資格 | 2級・3級は特になし (誰でも受験可) 1級は、2級に合格していることが条件 |
試験日 | 【1級】 11月 【2級・3級】 7月・11月 |
出願時期 | 【7月の受験】 5月頃 【11月の受験】 9月頃 |
※ 本年度の試験に関する詳細は、東京商工会議所でご確認ください。
福祉住環境コーディネーター検定試験の内容
1級 出題範囲 (抜粋) |
福祉社会に向けての住環境整備の必要性 地域で支える高齢者・障害者ケア 地域福祉の推進と福祉のコミュニティづくり ユニバーサルデザインの概念 高齢者・要介護者向け住宅・施設の流れ 高齢者・障害者向け住宅および施設の種類と機能 |
2級 出題範囲 (抜粋) |
高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境 高齢者・障害者の心身の特性 福祉住環境整備の共通基本技術 生活行為別福祉住環境整備の手法 建築図面の読み方と建築関係法規の基礎 |
3級 出題範囲 (抜粋) |
福祉住環境整備の重要性・必要性 障害者が生活の不自由を克服する道 バリアフリーとユニバーサルデザインを考える 安全・快適な住まいの整備 ライフスタイルの多様化と住まい |
試験方法 | 【1級】 マークシート方式(2時間)+記述式試験(2時間) 【2級・3級】 マークシート方式(2時間) |
過去の福祉住環境コーディネーター検定試験の合格率
合格率 (1級) |
第27回 4.1% |
合格率 (2級) |
第29回 52.9% 第28回 54.2% |
合格率 (3級) |
第29回 28.3% 第28回 53.9% |
福祉住環境コーディネーター検定試験の公式テキスト
福祉住環境コーディネーター検定試験の勉強方法
スクール・講座
福祉住環境コーディネーターの資格取得のための全国のスクール・通信講座を検索できるサイトを紹介します。サイトによって、掲載されているスクール・講座は異なります。自分に合う、スクール・講座を探してみてください。
建築・インテリア 資格ナビ
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資格と仕事.net (by リクルート)
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福祉住環境コーディネーター 検定試験の独学について
建築とインテリアの資格試験「独学」術では、
資格試験の独学での学習方法について書いています。
ぜひ参考にしてください。