マルセル・ブロイヤー
マルセル・ブロイヤー(Marcel Breuer)のプロフィールとデザインについて詳しく紹介。
ハンガリー
1902年5月21日 ~ 1981年6月1日
建築、家具
ウィーンで美術を学んだ後、バウハウスの一期生となる。ヴァルター・グロピウスに才能を認められて、1920年から1924年までバウハウスの家具工房で学び、1928年までマイスターとして家具工房の主任となる。
1933年にナチスによってバウハウスが閉鎖に追い込まれると、グロピウスとともにロンドンに渡り、そこで、イソコン社にデザイン・ディレクターとして迎えられた。また、ロンドン滞在中の2年間は主に成型合板(プライウッド)による家具デザインに取り組んだ。
その後、ヴァルター・グロピウスのあとを追って渡米し、ハーバード大学で教職に就く。1946年からはニューヨークで事務所を開き、数多くの名建築を手がけた。
スチールパイプ椅子の原点
スチールパイプを使用した椅子を始めて作ったのがマルセル・ブロイヤー。デザインは画期的で、家具の大量生産をも可能にした。シンプルなデザインが数十年もの時を感じさせず、今でも人気が絶えない。