独学で資格試験に一発合格!建築とインテリアの資格試験「独学」術

インテリアコーディネーター資格試験・2次試験 勉強法

前ページで立てた学習スケジュールにもとづいた、勉強法です。
2次試験は、1次試験の応用問題です。 1次試験の勉強で得た知識を活用しましょう。

2次試験の目的

2次試験では、インテリアコーディネーターとして、お客さんの要望に応じた適切なプランを、
お客さんにわかりやすく説明できるかどうかが試されます。

2次試験で必要なのは、1次試験の際に得た知識と、プランニング力、それを言葉と図で表現する力です。
インテリアコーディネーターとしてお客さんに対応しているつもりで試験に臨んでください。

論文試験

論文試験対策の基本も、過去問題です。
解いているうちに、どんなことがテーマとして取り上げられているかがわかります。
よくあるテーマは、次のようなことです。

  • インテリアコーディネーターとしてどんな視点が必要なのか
  • 実際的なプランの提案 (提案時に注意すべき点は何か)

前者は、インテリアコーディネーターとしての常識や責任感が問われています。
過去問題の解答例にきちんと目を通すことで対策になります。

後者は、お客さんに口頭もしくは文章で、あなたが考えたプランを提案していると思って書いてください。

プレゼンテーション試験の過去問題も含め、
「このような条件では、こういうプランを提案すれば良い」という
パターンをノートに書き出して、できるだけ多く覚えましょう。

  • バリアフリーのための床材は○○
  • キッチンなど水まわりに適した壁材は○○
  • リビングに適した照明は○○ など

プレゼンテーション試験

インテリアコーディネーターのプレゼン試験では、
製図の上手下手より、提案内容の方が重要です。

製図に不慣れな方は、おすすめの参考書・問題集で紹介している、
『インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方』 がとても詳しいので、まずは製図方法をしっかり身につけてください。

製図が初めての方は、必要以上に不安が大きいようですが、そんなに難しいものではありません。少し練習すれば、誰でも描けるようになります。参考書を見ながら、まず1枚描いてみましょう。

製図方法を学習した後は、過去問題と予想問題を解いて、試験の感覚をつかんでください。

製図の時間は140分あり、十分だと思います。

論文試験と同様に、建材や家具の種類、寸法、レイアウトなどについてしっかり学習しておくことが重要です。

  • 服をしまうクローゼットのサイズ
  • 6人で使うのにちょうど良いテーブルの大きさ
  • ソファーを置くために必要なスペース など

また、設定された状況に対して、提案を求められる場合もあります。
アイディアの引き出しをたくさん用意しておきましょう。

  • 障がい者や高齢者にやさしいインテリア
  • たくさんの来客に応じることのできるインテリア など

覚えるべきことはノートに書き出し、移動中などに少しでも見直すよう心がけましょう。

インテリア商品を実際に見る

1次試験と同様、実際の商品を手に取ったり、空間を体験することは重要です。

インテリアコーディネーター1次試験 勉強法 で書いている、
「インテリア商品を実際に見る」 を参考にしてください。