独学で資格試験に一発合格!建築とインテリアの資格試験「独学」術

過去問題の勉強法

過去問題を3回通りこなしますが、学習の目的と勉強法は、3回とも異なります。
また、過去問題を理解するだけではありません。
同時にテキストも理解し、その都度、復習もしていきます。
各段階ごとにしっかりと目的意識を持ちながら、要領よく進めていきましょう。

STEP 1 過去問題を解く <1回目>

学習すべき内容をきちんと理解しよう

問題を解きながら、内容を徹底して理解することが1回目の目的です。
過去問題に出てきた用語などのわからないこと全てを根気良く、わかるようにします。
「何が分からないのか、分からない」 という状況から脱出しましょう!

2~3回目のために、答えや計算の過程は問題集へ書き込まず、必ずノートに書きます。
手を動かすことで記憶に残りやすくなります。
また、問題集には、正解だったか不正解だったかを、○×で書いておきます。

出題される箇所は、出題の頻度が高いほど重要です。
テキストの関連ページに全て目を通し、重要な部分には、アンダーラインを引いておきます。
(→ 重要項目のチェック)

その問題を通して覚えたこと (初めて知った言葉とその意味、解き方など) は、
全てノートに書き出します。

(→ 自分にとっての重要項目、苦手分野の認識。)

問1 B ○ 正解なら○をつける。
問2 D → A 不正解なら理解していなかった内容を全て書き出す。
  例 「 look up = 景気などが上向く 」
問3 A ○ 正解でも、理解していなかった内容があれば同様に書く。

ノートは綺麗に書く必要はありません。自分が読めれば十分です。
予定を早めるのは構いませんので、どんどん進めていきましょう。

見直し(復習)も重要

通勤時間や会社の昼休み、寝る前などのちょっとした空き時間を利用して、
テキストに線を引いた箇所や、ノートに書き出した内容を見直します。

ほんの5分間でも見直しの時間をつくると、格段に忘れにくくなります。
2回目での正答率を上げられるよう、何度も見直しをして
キーワード、解き方などを暗記していきます。

見直しはオプションではありません!
過去問題<1回目>で見直しができていないと、
過去問題<2回目>へ移る意味がありません。
必ず見直しをして、知識を少しずつ自分のものにしていくことが重要です。

ここまで出来たら、あなたの合格率は40%です。

STEP 2 過去問題を解く <2回目>

理解度チェック

1回目に解いてから、再び同じ問題を解くときには、かなりの日数が経過しているはずです。
理解したつもりでも、解き方や用語の意味を忘れているかもしれません。

もう一度、全問題を解くことで、全体を思い出しながら、理解しているのかどうかを確認できます。

誤った箇所は、あなたの苦手なところです。
1回目と同様に、ノートに書き出します。
問題集には、正解だったか不正解だったかを、○×で書いておきます。

3回目には、2回目に誤った問題も解けるように、
ここでも、通勤時間や会社の昼休みなどのちょっとした空き時間を利用して、
テキストに線を引いた箇所や、ノートに書き出した内容を見直します。

ここまで出来たら、あなたの合格率は60%です。

2回目が終わった頃に余裕があれば、予想問題集を解いたり、
不安な人は、模擬試験を受けて実力を試しましょう。

STEP 3 過去問題を解く <3回目>

苦手分野を克服する

2回目で間違えた問題のみを解きます。
スピードを上げて、どんどん解き進めていきましょう。

2回目の誤りを克服できたかどうかの確認をしながら、短期間に全分野を振り返ります。

ここまで出来たら、あなたの合格率は80%です。

+α 残り時間

過去問題を3回通り終えたあとは、余裕を持って全体を見直しつつ、
自分でノートに書き留めた箇所を中心に、
覚えにくい箇所は何度も読んだり書いたりして頭にインプットするだけです。

また、予想問題などがあれば、今のうちに解いておきましょう。
予想問題は実際の試験よりも難しくつくられているので、
この時期にわからない問題があっても嘆くことはありません。
間違えた問題はきっちり見直しておきましょう。

まもなく、試験当日です。
「こんなに勉強したから大丈夫」 と自信を持って試験に臨んでください。

あきらめそうになったら