独学で資格試験に一発合格!建築とインテリアの資格試験「独学」術

建築士試験の製図道具の選び方とおすすめ品

建築士・設計製図試験向けの製図道具の選び方をご案内します。

製図道具の選び方

製図道具を選ぶポイントとして、まず、精度が高いこと、製図しやすいこと、壊れにくいこと、などが挙げられます。

メーカーで言うと、ウチダ(日本)や、ステッドラー(独)、ロットリング(独)の製図道具は安心して使えます。平行定規なら、コクヨ(日本)、ムトー(武藤工業・日本)なども良いです。(やはり精密機械は日本製かドイツ製ですね…。)

おすすめの製図道具

ここで紹介している製図道具は、すべて神戸の老舗・文房具店の
ナガサワ文具センター(楽天市場店) でお取扱いしています。
製図道具や画材なども充実した、頼りになるお店です。
商品名・商品画像をクリックすると、商品詳細ページに移動します。



A2平行定規(製図板)

機能(操作性と安定性)と持ち運びしやすさがポイント。
サイズは製図用紙と同じ、A2版用で。

この2つの平行定規は、高機能で持ち運びもしやすく、
おすすめです。実際に使っている人も多かったです。
(ひだまり子はコクヨ派でした。)

←上 コクヨ トレイザー平行定規
ナイロン製ソフトケース付きで軽く、肩に掛けられるので持ち運びしやすい。ポケットが付いているのも便利です。軽いので、女性に特におすすめ。

←下 武藤工業 A2平行定規 UM-06N3
キャリングケース(衝撃に強いポートフォリオ仕様)付き。
移動中に傷むことが心配な方におすすめです。

三角スケール

30cmの「建築士用」のスケールを選んでください。
一般用や、土地家屋用などでは使わない縮尺ばかりで作業しにくいです。
30cmあると、効率よく製図できます。
15cmは短いので建築士試験の製図には不適。

← ロットリング 三角スケール 建築士用 30cm
縮尺 1/20、1/30、1/50、1/100、1/200、1/250
アルミ芯で軽くて丈夫。副尺付。

直定規

30cmくらいのものが使いやすいです。

← ステッドラー レイアウト用方眼直定規 30cm
方眼になっているので、平行線や垂線を描くのに便利。

その他の定規

三角定規、勾配定規は必須。効率よく製図を
すすめるためには、20cm以上の大きめのものが必要。
連続して縦線を描くとき、ハッチング等には不可欠。

← ステッドラー マルス勾配三角定規
勾配三角定規があれば、普通の三角定規は無くても大丈夫です。

テンプレート(型板)

円・三角・四角のテンプレートのみ持ち込み可能。(便器の型などがあるものは持ち込み不可なので注意!)
円などの大きさが使える大きさかどうか要チェック。

← ステッドラー 組み合わせ定規 976 03
種類・大きさともに、ちょうど良いテンプレート。
ステッドラーのものは水色で見やすく、使いやすい。
(黄色など派手な色だと目が疲れます…。)

字消し板

細かい部分を修正する際に必要です。
ステンレス製のものは薄くて丈夫なので良いです。

← ウチダ ステンレス字消板

ハケ

手で消しゴムのカスを払うと図面が汚れてしまいます。
ブラシでささっと払いましょう。

← ウチダ 製図用ブラシ・小
羽根のハケよりは、このブラシタイプがおすすめ。

芯ホルダー

鉛筆を削る手間が省けます。学科試験のマークシートにも便利。替え芯もお忘れなく。2.0mm芯が一般的。

← ファーバーカステル 製図用ホルダー
本体ノック部分のキャップ内に簡易型の芯研器が付いていて便利。

芯ホルダーの替え芯

上記の芯ホルダーの替え芯です。太さ・濃さを間違えないよう注意。

← ファーバーカステル 替芯2.0mm

消しゴム

普通の四角い消しゴムの他に、このペン型の消しゴムがあると、面積の大小によって使い分けできて便利。

← ファーバーカステル ノック式ホルダー型字消し

製図用テープ

図面を平行定規に貼るためのテープです。普通のテープでは安易にはがれてしまい、 集中できません。製図用テープでしっかり固定しましょう。

← Scotch ドラフティングテープ D-12
しっかり固定でき、はがす際は、きれいにはがせます。
Scotchは、100円のテープとは違います!

その他のおすすめ

← フローティングディスク
定規やテンプレートの裏に貼って少し浮かせることで、図面の汚れを防ぐアイディア商品。以前はドラフティングテープを貼って浮かせたりしましたが、これは汚れにくく、汚れても簡単に拭き取れ、適度な厚みで便利です。(病み付きになりますよ…。)

製図道具は机の上で散らかったり、床に落ちたりしないよう、
100円均一ショップなどで売っている、透明プラスチックのケースなどに入れると良いです。

机が狭い会場も少なくないようなので、平行定規をしっかり固定する工夫も必要です。
私が受験した会場は、大学の普通の座学の講義に使う教室で
机の奥行きが40cmもないような小さなものでした。